miiboガイド
岡大徳

miibo(ミーボ)は、会話型AI構築プラットフォームです。会話型AIを爆速開発し、効率的に運用していきましょう!

この記事でわかること
  • miiboの概要
  • miiboの特徴
  • miiboの始め方
  • miiboの使い方
  • miiboの機能

「miiboってどうやって使うの?」「miiboをどのように利用しているの?」という疑問はありませんか?

miiboは会話型AI構築プラットフォームです。

自分だけの会話型AIだけでなく、Q&Aチャットボットなども作ることができます。

この記事を読めば、miiboの特徴、使い方の全体像がわかります。

岡大徳

ぜひ、最後までご覧ください!

この記事について

この記事は、株式会社miiboのmiiboDesigner岡大徳が提供しています。

About miibo

miiboとは?

miiboの概要から、運営会社、読み方、できることまで紹介します。

miiboの概要

miiboはだれでも簡単に会話型AIをつくることができる会話型AI構築プラットフォームです。ChatGPTやClaudeなどのLLM(大規模言語モデル)をカスタムし、AIソリューションを高速で開発できます。

AI開発に必要な様々な技術的なハードルを取り除き、誰でも簡単に効率的にAIを開発できる環境を提供しています。

miiboは会話型AIを爆速開発し、効率的に運用できるプラットフォームです。

下記の2つの両面を備えています。

  • AI開発ビギナーにとっては、爆速で簡単に会話型AIを構築できるサービス
  • 本格的にAI開発をしたいデベロッパーにとっては、多機能な汎用開発サービス
出典:miiboより

miiboの運営会社

概要内容
運営会社株式会社miibo
CEO功刀 雅士
本社〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
創立2023年 4月 7日
出典;株式会社miiboより

株式会社miiboは、会話型AIの社会実装を推進するための事業をしている会社です。

miiboという社名には、「いつか自分自身(me)でさえも、簡単にAI化(bot)できるような環境を創りたい」 (me + bot = miibo)という意味が込められています。

岡大徳

会話型AIをより身近な存在にし、誰でも簡単に構築して活用ができるような環境を創りあげることを目指している会社です!

株式会社miiboについてさらに詳しく知りたい方は公式ホームページをご覧ください。

miiboの読み方

miiboは「ミーボ」と読みます。名前の由来は、「いつか自分自身(me)でさえも、簡単にAI化(bot)できるような環境を創りたい」(me+bot=miibo)という意味が込められています。

「会話」は、人間が何千年にも渡ってアップデートを続けてきた、最強のコミュニケーションインターフェースです。そのインターフェースにAIを適用した「会話型AI」は、発達したAI技術と人間を親密にし、人間がAIからより多くの恩恵を享受することを可能にします。AIと人間が共存し、AIを自然と活用できる社会になれば、私たちは今まで以上に「自分らしさ」を探求し、自己の幸せのために人生の貴重な時間を多く費やせるようになると信じています。
「法人」も同様です。AIと共存し、AIの技術の恩恵をフルに享受できる環境が整えば、「実現したいビジョン」の達成のために割く時間を最大化することができると信じています。

そんな世界になるために少しでも貢献をするべく、miiboは会話型AIの社会実装を推進するための事業を営みます。
会話型AIをより身近な存在にし、誰でも簡単に構築して活用ができるような環境を創りあげることを目指していきます。

出典:株式会社miibo

miiboでできること

株式会社miiboが運営しているサービス「miibo」では、下記のことができます。

  • プログラミング不要で爆速でAI開発できる
  • 様々なLLMをカスタマイズできる(LLMフラット)
  • 様々なサービスと連携できる(Connect Everything構想)
  • 作成したAIをどこにでも組み込める
  • 開発と運用のコストを最小化できる
  • パーソナライズされた会話ができるAIを構築できる
  • 生成AIブーム以前からの積み上げがもたらす、圧倒的な汎用性
Features of miibo

miiboの特徴

miiboはLLMフラット、ConnectEverything、生成AIブーム以前からの積み上げがもたらす、圧倒的な汎用性という特徴を備える
手軽かつパワフルな会話型AI構築プラットフォームです。

LLMフラット

miiboはGPTを始めとした様々なLLMに素早く専門知識を付与し、思い通りに動かすためのチューニングを行うことが可能です。GPTに限らず、LLMをスイッチができる「LLMフラット」なプロダクトです。

性能やコスト、得意な領域によってLLMを使い分けることができます。単独で接続するのに必要な開発や運用コストも、miiboを経由することで効率よくスイッチ可能です。

また、プランによっては、Azure OpenAI Service上のモデルや、OpenAI APIのAPIキーの利用もできます。

ConnectEverything

miiboで作成したAIは、API連携を行えばありとあらゆるサービスと連携をさせることができます。

miiboでは、だれでも簡単に連携できるように「3つのConnector」を提供していきます。「3つのConnector」には、DataSource Connector・LLM Connector・Messaging Connectorがあります。

たとえば、「DataSource Connector」では、NotionとGoogle Sheetsなどとの連携が可能です。

生成AIブーム以前からの積み上げがもたらす、圧倒的な汎用性

miiboは、生成AIベースの会話型AI構築プラットフォームとして、生成AIブームのはるか以前より開発を続けてきたプロダクトです。会話型AI開発に必要な汎用的な機能群を備えています。

Price

miiboの料金プラン

miiboの料金を紹介
miibo料金プラン
miibo料金プラン
トライアルホビースタンダードプレミアムエンタープライズ
(要お問い合わせ)
価格(月額)
※税込表示
¥0¥2,800
年間一括の場合
¥2,500
¥9,800
年間一括の場合
¥8,250
¥32,000
年間一括の場合
¥29,000
¥98,000~
会話回数
GPT-3.5 (x5)
GPT-4 (x50)
1,000
200
20
8,000
1,600
160
30,000
6,000
600
100,000
20,000
2,000
300,000~(増量可能)
60,000
6,000
AI (エージェント) 作成数2251525~
(増量可能)
ナレッジデータストア登録数
(エージェントあたり)
10501001,0003,000~
(増量可能)
シナリオ作成数
(エージェントあたり)
25102550~
Webhooksの数
(エージェントあたり)
2251015~
(増量可能)
管理者招待××
(5人)

 (10人)
○ 
(増量可能)
個人GPT APIキーの利用××​○ ​○ ○ 
請求書払い××​○ ​○ ​○ 
チャット画面のmiiboマーク非表示
(今秋リリース予定)
×××​○ ​○ 
ナレッジデータストアの増量××××​○ 
会話回数の増量××××​○ 
カスタムLLM対応××××​○ 
分間リクエスト上限の調整××××​○ 
出典:miibo料金プラン
会話回数について

GPTモデル利用時は、1回あたりの会話で複数回の会話回数を消費します。

GPT-35回
GPT-3.5-turbo5回
GPT-3.5-turbo(プロンプト大)30回
GPT-450回
会話回数について

上記を踏まえた上で、各プランの詳細をご確認ください。

※ 個別のAPIキーを適用する場合、消費回数は一律で1回になります。

岡大徳

無料のトライアルからでも、十分にmiiboを試すことができます。

miiboの料金プランの詳細は公式ページをご覧ください。

How to start miibo

miiboの始め方

それでは実際にmiiboの始め方を解説します。miiboはWeb上で使用することができます。
公式サイトにアクセス

公式サイトにアクセス。ログイン画面に移動します。

メールアドレスとパスワード入力

メールアドレスとパスワードを入力するとサインインできます。

その他だと、GoogleアカウントかApple ID(iOSのみ)でサインインできます。

サインイン完了
岡大徳

以上で、サインインは完了です。とても簡単にmiiboを始めることができます。

How to use miibo

miiboの使い方

miiboは様々なLLMで、誰でも簡単にエージェントをつくることができます。

miiboで使えるLLM(大規模言語モデル)

2024年1月段階で、miiboが推奨する言語モデルとそれぞれの特徴をまとめます。

言語モデル精度レスポンス速度費用
(消費ポイント)
補足
GPT-450プロンプトに記述した詳細な指示を柔軟に理解可能。コスト高。ハルシネーションを最も抑えるのに最適なモデル。
GPT-4-turbo20GPT-4匹敵の精度を期待でき、コストパーフォーマンスも良い。現段階ではGPT-4の方が安定した挙動が多い。
GPT-4-vision30GPT-4-turboの精度と画像認識の機能を持ち合わせます。レスポンス速度もGPT-4に比べて早いことが確認されています。
GPT-3.5-turbo5GPT-4と比較すると大きく精度が落ちますが、圧倒的なコストの低さがメリットです。応答速度も非常に早いのも特徴です。プロンプトによる制御が効きづらいことが多いです。
GPT-3.5-turbo 16k(プロンプト大)30GPT-4と比較すると大きく精度が落ちますが、圧倒的なコストの低さがメリットです。応答速度も非常に早いのも特徴です。プロンプトによる制御が効きづらいことが多いです。プロンプトを長く記述できるのが特徴です。
出典:miiboではじめる会話型AI開発より
岡大徳

miiboでは、ここで紹介しているChatGPTだけでなく、ClaudeやGoogle PaLM2も利用することができます。

miiboを使う手順

miiboの使い方はとても簡単です。だれでもエージェントをつくることができます。

miiboを使ってエージェントをつくる方法を解説していきます。

エージェントの新規作成

「新規作成する」を押して、会話型AI(エージェント)を作成しましょう。

エージェントのプロフィール登録

まずは名前を決めます。

次に提供者名を入力します。

次にアイコン画像を選択します。

最後に、AIの紹介文を入力します。

これで、プロフィールの登録は完了です。

AIへの指示文(プロンプト)の修正

AIへの指示文(プロンプト)を修正していきます。<>の中を変えていきます。

岡大徳

プロンプトは後から何回でも修正できます。考えすぎず、<>の中を変えていきましょう!

miiboのプロンプトについて

miiboでは、プロンプトテンプレートがあります。

  • お問い合わせ対応AI
  • AIキャラクター
  • AI家庭教師

など、プロンプトテンプレートを選ぶだけで、目的に応じたエージェントを簡単につくることができます。

「登録して開始する」を押せば作成は完了です。

Functions of miibo

miiboの機能

miiboには会話型AIプロダクトを開発するための汎用的な機能があります。
その中でも、特に人気の独自プロンプト、多様なデータ連携、どこでも公開、デバッグ機能を紹介します。
miiboの機能
miiboの機能

独自プロンプト

miiboでは、高度なプロンプトを実装できます。高度なプロンプトの1つ、ステート機能を紹介します。ステートを活用することで、ユーザーごとにパーソナライズされた会話をすることができます。

「ステート」はAIの会話相手(ユーザー)ごとの持っている属性情報です。会話の中や外部登録によって得られた、ユーザーの属性ごとのパラメーターがステートです。

(例)

  • ユーザーの名前
  • ユーザーの趣味
  • ユーザーの困っていること
  • ユーザーの特徴

miiboでは、上記のようなパラメータを永続的に保持することができます。

ステートの確認方法

「レポート」→「ユーザー一覧」の画面でユーザーごとのステートが確認できます。

こういったパラメーターを、プロンプトに変数として代入することができます。

プロンプトの例

# 行動方針
下記はユーザーの情報です。

ユーザーの趣味: #{ユーザーの趣味}
ユーザーの通勤方法: #{ユーザーの通勤方法}
ユーザーの特徴: #{ユーザーの特徴}

上記の情報を元に会話を行ってください。

{任意のパラメーター名}のように、#{}で囲まれたキーワードがステートです。応答生成時、ユーザーごとに保持された値でリプレイスすることができます。この仕組みを利用することで、ユーザーごとにパーソナライズされたプロンプトを生成できます。

多様なデータ連携

miiboでは、ありとあらゆるデータと連携することができます。デフォルト提供のベクトルDBであるナレッジデータストアは、AIが専門知識を保持することができるデータベースです。

ナレッジデータストアに入れた情報は直ちにRAGの仕組みを適用し、AIの応答に専門知識を与えられるようになります。

どこでも公開

miiboは、ありとあらゆるプロダクトに組み込むことができます。

デフォルト提供のWebチャットでは、一般公開の範囲を指定してエージェントを公開すると、誰でもエージェントと会話ができるようになります。一般公開を行うと、下記のようなURLが発行されます。

このURLをシェアすることで、誰でもチャット画面で会話ができます。

他には、

  • ボイスチャット
  • Slack
  • LINE
  • API経由
  • Webページにチャットボットを埋め込む

ことも、可能です。

デバッグ機能

デバッグ機能により、PDCAを回しAIの精度を改善できます。miiboでは、管理者がユーザーとAIの会話ログを把握することができます。

会話ログの機能では、AIが出力した回答の信頼度を、別のAIが自動で分析してログに記録

また、回答に使われた参照知識を検索スコア付きで確認することができます。

岡大徳

会話ログを確認することで、回答の根拠がわかり、なにを改善したらいいかわかりますね。

機能の利用方法

miiboにはたくさんの機能があります。株式会社miiboはmiiboのAI開発を体系的に解説しています。無料で公開していますので、参考にしながら会話型AIを開発することができます。

miiboではじめる会話型AI開発

また、miiboの情報をまとめたページもあります。miiboの情報がまとまっていますので、ぜひ参考にしてください。

miibo-information
Summary

miiboは無料でつかうことができる

miiboはだれでも簡単に無料でつかうことができます。

miiboの解説を紹介しました。だれでも簡単に無料でつかえることががmiiboの最大のメリットです。ぜひ、miiboをつかって会話型AIをつくってみてください。